ドクターRDラボラトリーズ / 母乳含有成分“ガングリオシド”配合の受験生向け記憶サポートサプリメントを上市
(株)ドクターRDラボラトリーズ(本社神奈川県横浜市、小川和志社長)は、ニューロン(神経細胞)の形成過程でもっとも重要な働きをする複合糖鎖“ガングリオシド”を含有する脳活性サプリメント「ガングリオシドIQ+(アイキュープラス)」を上市した。乳由来のサプリメント製品の上市はこの「ガングリオシドIQ+」が日本初となる。販路は自社ネットショップのほか、一部薬局、バラエティショップ、健康食品店など。他社ネットでの販売も逐次開始する予定だ。 “ガングリオシド”は9月24日にOAされた「あるある大辞典」(フジテレビ系)番組内『志村けんプロジェクト』でもサツマイモ由来の“ガングリオシド”に関する特集が組まれ、「脳を若返らせる効果がある」などと紹介された注目の成分。 “ガングリオシド”は記憶力増大、認知症予防、抗がん作用、免疫力UPといった作用があるとされており、損傷を受けた神経細胞の修復や再生機能を増大させる。アメリカでは注射による神経麻痺の治療も行われ、中国では経口投与により脳のダメージを修復する治療が行われているという。まだ誕生から10年にもならない糖鎖生物学の分野だが、核酸(DNA)、タンパク質に次ぐ“第三の生命鎖”といわれ、現在も世界中で研究が行われている。 また神経細胞の発育・形成・維持のみならず、神経機能の調節にも大きな役割を果たすことがわかってきた。記憶や学習の分子構造として注目されている「シナプス伝達の長期増強(Long Term Potentiarion / LTP)」に“ガングリオシド”が働いていることが明らかになっている。主に細胞表面に存在する“ガングリオシド”が細胞間の情報のやり取りをするアンテナ役となってシナプスを刺激して神経伝達物質を放出し、次の神経細胞の樹状突起に作用することにより情報は伝わっていく。 植物由来(サツマイモ、ジャガイモなど)、動物由来(豚など)、乳由来(牛乳)など複数のものがある“ガングリオシド”のなかでも、乳由来の“ガングリオシド”は人間の母乳に含まれるものにもっとも近いとされている。母乳に含有される“ガングリオシド”は乳児脳機能形成に重要な働きを持つことが知られており、脳が猛スピードで発達するために欠かせない成分なのである。 このように脳の神経細胞ネットワーク形成や記憶メカニズムに深いかかわりを持つ成分であることに注目した同社は、乳由来の“ガングリオシド”を配合した同製品の上市にあたり、「受験生応援サプリ」という販売戦略を打ち出した。脳をフル回転させなければいけない受験生(12?20歳くらいを想定)の強い味方となる。 同社は発売と同時に受験生モニターを募ったが、多数の応募があり反応は上々。11月の東京メトロガイドにもプレゼント企画が掲載され、順調に販売数を伸ばしてきている。今後は予備校、教材販売チャネル、家庭教師関連事業など新規販路を開拓し、クリニックなどのOEMにも対応していく考えだ。 記憶力UPという意味ではコアターゲットは受験生だが、脳を活性化する意味では中高齢者にも訴求できる製品。乳由来の“ガングリオシド”含有製品をサプリメントのみならず、飲料や飴などさまざな形状で開発できる可能性があるという。 “ガングリオシド”は微量成分であるため、1mgの抽出に10Lもの牛乳が必要となり、原料コストが大変高かった。しかし同社は海外で製法特許を持つ原料メーカーと提携、粉ミルクに使用するものと同じ原料を安定した低コストで確保することで、リーズナブルな販売価格を実現。「受験生向けということもあり、毎日摂取していただくためにどうしても5000円を切りたかった」(同社・松井部長)。この製品がブレインサプリの需要を伸ばす契機を作れるかどうか、今後の動向に注目だ。 「ガングリオシドIQ+」税込価格30粒入り・4980円。1粒に1mgの“ガングリオシド”を含有。ほかに脳活性作用で知られる“ホスファチジルセリン”、“DHA”、“ホスファチジルコリン”なども配合されている。
健康ビジネスEXPO - 2006年11月15日
posted by masahiro @ 10:17 午前
0 件のコメント:
コメントを投稿
<< ホーム