2006/11/27

アオバナの活用法探る 草津でシンポ

草津市が健康食品などとして特産品化を目指している「アオバナ」の活用法などを探る「あおばなシンポジウム」が26日、同市の草津アミカホールで開かれた。

 アオバナの普及拡大を目指し、約120の生産者や事業所などで構成する「草津あおばな会」の主催で、市民約100人が参加した。滋賀医大の柏木厚典教授は「糖尿病の予防をめざして」と題し講演。昨秋実施した同大の臨床実験で、アオバナに含まれる成分は、血糖値やインスリン値の上昇を抑える効果が高いことを証明。「サプリメントとして投与すれば、糖尿病発症を抑制できる可能性がある」などと述べた。

 アオバナは江戸時代から友禅染の下絵用染料として草津で多く栽培されたものの、化学染料の普及に伴い、栽培農家は激減。しかし血糖値の上昇を抑える成分が含まれていることが最近になって分かり、特産化への機運が高まっていた。これまでに酒類や菓子、飲料などの原料として活用されている。

 (池田知之)

中日新聞 - 2006/11/27

posted by masahiro @ 10:22 午前

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