有馬温泉と湯郷温泉の市職員を対象にした保養所運営で赤字
神戸市健康保険組合が「有馬温泉」(同市北区)と「湯郷(ゆのごう)温泉」(岡山県美作市)で、市職員らを対象にした保養所を運営し、昨年度までの3年間、毎年約1億5000万円以上の赤字を出していたことがわかった。、赤字はそれ以前から長期間続いてとみられる。市が公金で健康保険料から、赤字分を補てんしているといい、市民からは「あまりに放漫な経営」と批判が出ている。
湯の郷荘では、カニすきやボタン鍋を実費の3500円で提供。マージャン部屋もある。老朽化などで利用者数は年々減少、昨年度は約4割(約9100人)にとどまった。
採算を度外視した値段設定もあって、人件費などで有馬荘が約湯の郷荘が赤字を出した。組合は「組合の財政を圧迫している」として湯の郷荘の廃止を決定。
存廃を検討するが、「収益事業でないので、宿泊料や食事代を見直す考えはない」としている。市民オンブズマン兵庫の森池豊武代表は「有馬温泉に1000円で宿泊できるわけがなく、あまりにも民間とかけ離れている。利用が減っているなら一般開放などの努力をすればよく、赤字を膨らませたのは無責任だ」と批判している。
posted by masahiro @ 3:18 午後
0 件のコメント:
コメントを投稿
<< ホーム