2007/01/30

大日本インキ化学工業 / “GABA”含有する“スピルリナ”の健康食品を発売

大日本インキ化学工業(株)(DIC、本社東京都中央区、小江絋司社長)は25日、金秀バイオ(株)(本社沖縄県糸満市、呉屋守章社長)と共同で藍藻類“スピルリナ”を乳酸菌で発酵させた「GABAリーナ」を開発、DIC100%出資子会社のディックライフテック(株)で2月1日より発売すると発表した。全国約4000店の薬局・薬店・量販店で販売する。4年後に国内だけで末端市場価格で15億円の売上高を見込む。 同製品は、“スピルリナ”に含まれる“グルタミン酸”を乳酸菌“Lacotbacillus brevis”により発酵させることで、“スピルリナ”の機能に“GABA”の機能を併せ持つもの。1群8匹で行った自然発症高血圧ラットを用いた試験では、コントロール群と比べ7週目から有意に血圧効果作用を示した。また平均年齢49歳の男性6名に行ったストレス負荷試験では、クロモゲラニンA(ストレス時に唾液に分泌される物質)を測定したところ、コントロール群に比べ有意に減少を示した。 “スピルリナ”は、(1)“アミノ酸”のバランスが優れたたんぱく質が豊富、(2)“食物繊維”を8%含有、(3)“クロロフィル”、“フィコシアニン”、“カロテノイド”など3種の植物性色素を含有、(4)“β?カロテン”が豊富、“ビタミンB”群を補給できる、(5)“鉄”、“カルシウム”など“ミネラル”群を補給できる、(6)多価不飽和脂肪酸であるγ?リノレン酸を含有、(7)消化吸収率95%で内容成分が利用されやすい??などの特徴を持つ。糖尿病、高血圧症、高脂血症、肝疾患、胃腸障害、貧血、膵炎、便秘・痔疾患、眼疾患、薬物副作用軽減などに対し有効であるという臨床データがそろっているほか、免疫賦活作用や抗酸化作用・抗炎症作用についての研究も進んでいる。 なお、同製品は「スピルリナの処理方法」と「乳酸菌培養により得られる血圧低下剤」の内容の特許を出願中だ。
健康ビジネスEXPO - 2007年1月25日
posted by minasan @ 1:59 午後

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