2006/11/18

依然急成長する漢方薬ブランド「同仁堂」の次の一手

同仁堂グループ・独占トップインタビュー 第3回  300年以上にわたる歴史、清朝の康煕帝(1661?1722年)在位中に創立された同仁堂。前回紹介したように、日本市場に強い意識を見せる老舗のトップブランド。その同仁堂が打つ次の戦略的一手とは? サーチナは同仁堂科技発展(香港GEM上場、証券コード:8069)の総工程師である解素花氏と北京同仁堂(上海上場、証券コード:600085)の宋衛清・副総経理(=写真)に話を聞いた。??伝統と現代のミックスというコンセプトについて検査 ・ 測定の面では、現代的設備によって検証するようになり、原始的なやり方は淘汰されています。漢方企業は想像されるような手作業の職場ではなくなっているのです。国家GMP基準に符合する生産ラインで、しかもオーストラリアGMPの認証を得ています。品種は膏、丹でなくなり、濃縮丸・錠剤・カプセル・内服剤に変化しています。形態は、漢方の形態として取り入れることが可能で、実際に生産されており、更に発展しつつあります。同仁堂は製品ラインナップを拡充、ブランドに対する認知も高まり、販路拡大に努めてきており、こうした経験が日本市場における更なる展開に自信を深めているといえます。 ??既に大きくなっている日本の漢方市場について、更に一歩踏み込む秘策は同仁堂は漢方の発展に自信を持っております。漢方は産物であり、特徴は整体観と弁証論に基づく療法です。発祥地であり、そのために、充実した理論的な基礎があり、漢方はその中国医学に基づいた処方であります。薬が万病を治療できるわけでは病状に応じて投薬することで効き目が出るわけです。結局、効果がなければ、認められないでしょう。日本は品質の基準、薬効のメカニズムに関する研究は確かに深く展開されています。日水清心丸などの製品を生産する時に、品質水準を深く研究し、医薬の成分に対し定量・定性的に分析し、残留物なども検査・測定します。 ??日本での販売店の設立状況と今後の展望についてほかの国には自社資本による薬局がありますが、日本には今のところありません。日本市場における運営方式は戦略パートナーへの委託販売で、その企業の傘下には多くの薬局があります。日本に同仁堂の旗艦店を設立するかどうか、その検討も含めて計画立案中です。
中国情報局ニュース - 2006年11月15日
posted by masahiro @ 8:45 午前

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