「人間ドック+温泉」群馬県が中国富裕層向け観光企画
群馬県は、経済成長の著しい中国の富裕層を狙い、県立病院での人間ドックと、温泉や観光農業などを組み合わせた新たな観光ツアーを企画した。
富裕層をめぐっては各自治体が誘致合戦を繰り広げており、県は「成功すれば波及効果は大きい」(観光国際課)と期待する。
ツアーは、心臓ドックなどに取り組んでいる「県立心臓血管センター」(前橋市)で日帰り人間ドックを受けられるのが特徴。このほか、県内にある草津温泉や伊香保温泉での宿泊、観光農園での収穫体験、富士山周辺の観光などが含まれている。近畿日本ツーリストが中国・上海市でパンフレットを配布するなど募集を始めた。
第1弾は2月25日?3月4日までの7泊8日を予定し、料金は約45万円。人間ドックへの病院側の対応を考慮して定員は10人。好評であれば継続して募集する。
県観光局によると、中国では人間ドックが普及しておらず、富裕層には需要があると見込んでいる。同センターは上海市内の大学病院と提携し、異状が見つかった場合には、帰国後に治療を受けることも可能という。
群馬県への外国人観光客は年間6万人程度で、半数以上は台湾からの観光客。アジア最大の「観光客輸出国」とも言われる中国からの観光客は少ない。県観光国際課は「全国的にもほとんど例がない取り組み」と自信を見せている。
読売新聞 - 2006/12/16
posted by masahiro @ 1:12 午前
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