介護で小規模多機能施設 春野町に県内第1号
吾川郡春野町南ケ丘1丁目に県内初の小規模多機能型介護事業所「ほのか」(大野瑞穂管理者)が完成し23日、開所セレモニーが開かれた。要介護認定を受けた高齢者らを対象に、デイサービスや宿泊、訪問介護サービスを実施する。オープンは26日。
小規模多機能型介護事業所は、今年4月の介護保険制度改正に伴い新たに設けられた事業所。要介護状態となっても、できる限り住み慣れた地域で生活が継続できるように支援する。
「ほのか」は同町で特別養護老人ホームを運営している社会福祉法人・高春福祉会(高橋重臣理事長)が建設した。
総工費は約4000万円で、木造平屋275平方メートル。宿泊用の個室5室と食堂、浴室、地元住民に開放する交流スペースなどを設けた。スタッフは大野管理者のほか介護職員が13人、看護師とケアマネジャーが各1人。
利用は登録制で定員は25人。1日のデイサービスの利用者は15人まで、宿泊は1日5人が上限。これまでに町民12人が利用者登録している。料金は要介護度などによって変わる。
施設名は南ケ丘地区住民から募集。「ほんわかとして温かい施設に」と考えた竹村さくらさん(40)=南ケ丘7丁目=の応募名に決まった。
セレモニーでは、高橋理事長が「これからの介護のテーマは地域。住み慣れた家で高齢者が安心して暮らしていくことが大切」とあいさつ。
大野管理者は「家庭の雰囲気を取り入れた過ごしやすい建物になった。交流スペースもあるので、地元の人にも使ってもらえたら」と呼び掛けている。
【写真説明】県内で初めて完成した小規模多機能型介護事業所(春野町南ケ丘1丁目)
高知新聞 - 2006年12月23日
posted by masahiro @ 9:03 午前
0 件のコメント:
コメントを投稿
<< ホーム