2006/12/30

三星、ソニーの敵将迎え米市場攻略へ

三星(サムスン)電子が北米地域のテレビ市場を攻略するため、競合するソニーから10年間マーケティングを担当してきた「敵将」を、米法人のマーケティング首席副社長に電撃的に迎え入れ、日本家電業界との一戦に備えている。

三星電子は28日、ソニー・アメリカの上級副社長を務めていたティム・バクスター氏を最近家電部門セールスマーケティングの首席副社長に任命した、と明らかにした。バクスター氏は、ソニー・アメリカで10年間勤務し、テレビとDVDなど中核デジタルディスプレー製品のマーケティングや広告を担当、特にソニーのブルーレイ市場開拓のためハリウッドを対象としたマーケティング活動に尽力してきた人物とされる。

三星電子は新しい家電マーケティングの責任者を迎えたことで、来年は高精細テレビなどフラットテレビのシェアを拡大し、ブルーレイや高精細DVDなど、DVD標準競争にも取り組んでいく方針だ。バクスター氏の移籍は、現在三星とLG電子など韓国のメーカーととソニー、松下など日本の家電メーカーが米テレビ市場で激しく競合するなか行なわれたものであることから、さらに注目されている。

中央日報 - 2006/12/28

posted by masahiro @ 9:46 午前

0 件のコメント:

コメントを投稿

<< ホーム