雑穀ギフト 売れ行き好調/JAいわて花巻の直売所
岩手県花巻市にあるJAいわて花巻の直売所「母ちゃんハウス だぁすこ」で、雑穀やその加工品の売れ行きが好調だ。健康ブームも後押しし、年間の売り上げがここ数年、急増している。今年は年末商戦に合わせて12月から、かゆや雑炊などを詰め合わせたギフト商品を充実させるなどし、食卓への雑穀提案にも力を入れている。
雑穀販売が本格化したのは2年ほど前。ヒエ、アワ、アマランサスなど単品のほか、スティックタイプの袋に入れた「六穀」や黒米、めん類などの加工品などの商品を充実させる。同店で取り扱う雑穀関連品のうち、JAの子会社の商品が半数以上を占める。売り上げは年々増加。2006年は1900万円と05年に比べて約2.3倍、04年の約6.1倍に達している。
直売所は12月から、十穀入りのかゆや雑炊、袋に入った「六穀」、黒米などを組み合わせたギフトを用意。雑穀は、年間通じて平均的に売れる商品だが、今回は年末年始のギフト需要も視野に入れた提案だ。12月の販売も前年より伸びている。
米地帯での生産調整が行われている中、雑穀は転作作物として注目される品目の一つだ。今後の展開について、JAいわて花巻は「市場としてはまだ開拓の余地がある。料理のレシピを配ったり、直売所内のレストランで雑穀料理を提供したりしてファンを増やしたい」(地域活性課)としている。
日本農業新聞 - 2006/12/29
posted by masahiro @ 3:22 午前
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