2006/11/26

高齢者の健康、地域で守ろう 札医大がフォーラム

 高齢者の健康維持をテーマにした札医大保健医療学部の赤れんがフォーラム(同学部主催、北海道新聞社など共催)が二十四日、札幌市中央区の道庁赤れんが庁舎で開かれ、道民や行政関係者ら百人余りが耳を傾けた。

 研究成果を地域の保健福祉行政に生かすのが狙いで、今年で三回目。

 広大な面積をもつ根室管内別海町の佐野力三町長は基調講演で「家同士が離れ近所との付き合いが少なく、高齢者が孤独になりやすい」と問題点を指摘。「町内数十カ所ある地域会館を利用し、互いに交流したり、ボランティアが面倒を見る活動を目指したい」と話した。

 同学部の三人の教員も講演し、作業療法学科の池田望助教授は、認知症、特にアルツハイマー病の危険度を下げる方法について「野菜や果物、魚を摂取するほか、知的な活動や他人と接触することが有効」と提案した。

北海道新聞 - 2006/11/25

posted by masahiro @ 10:02 午後

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