公的機関装い健康食品の電話勧誘 県内相談相次ぐ

「健康管理センター」を名乗って電話をかけ、相手の健康状態などを聞き出して健康食品を販売する電話勧誘販売が県内で多発している。県健康づくり課は「福祉保健所などが電話で健康状態など個人情報を聞くことはない」と、注意を呼び掛けている。

　県によると、１１月中旬、県中央部に住む女性に「健康管理センター」を名乗る男から電話があった。男は女性の「氏名、年齢」を言って本人を確認。さらに健康状態などを尋ねて健康食品の購入を勧め、「１０５０円を用意してほしい」と言ったという。

　女性は、県が実施中の県民栄養調査の対象者だったため公的機関からの電話と思っていたが、金銭の話を不審に思い同課に相談。同課が各市町村に問い合わせると、同様の勧誘が６市町村で１６件あった。

　県立消費生活センターには１０月末までに同様の相談が１１件あり、１０５０円の健康食品を代金引換郵便などで購入させられ、さらに１万?３万円の健康食品を売り付けられたケースもある。クーリングオフ手続きで実被害は出ていない。相談は同センター（０８８・８２４・０９９９）。
高知新聞 - 2006年11月22日

posted by masahiro @ 11:14 午後