2006/11/20

笑いと健康学会 医学的検証へ 笑う門には血糖値が下がる!?

お笑いブームが医療分野にも押し寄せる!? そんな、少し不謹慎なことが現実にしれない。笑いと健康学会(会長・澤田隆治氏=帝京平成大学教授)が、笑いが血糖値を下げるという仮説を医学的に検証するため、糖尿病治療時の専門的な血液検査(グリコヘモグロビン検査)を取り入れた実験を来年2月にも行うからだ。笑いの効用についての実験は行われてきた。笑うと血糖値が下がる、免疫機能が高まる、唾液(だえき)中の殺菌物質が増えるなどの事例報告は数多い。これらが実際に病気の治療につながるかどうかは仮説の域を出ていない。体系的な研究が進まず“医学的根拠”も不十分だった。肩書きをもつ異色の噺家(はなしか)だ。当日は、コレステロールのトークショーや高血圧が落語で観客を笑わせた。笑いの効用を実感するらく朝さんは、笑いを医療行為に生かす「笑い外来」の開設を準備中だ。「笑いの効用シンポジウム」で高座に上がった三遊亭楽春さんも笑いの健康効果を肌で感じている。関西では、自治体もその効用に着目。大阪府は芸人を福祉施設に派遣して笑いの実演などを行う事業を9月から実施している。ワッハ上方は、方針だ。イメージキャラクターの西川きよしさんは「笑いは世代を超える。みんなで良い笑いを作って、健康になろう」と呼びかける。お笑いブームの一方で、増え続ける糖尿病患者。厚生労働省は2010年に1080万人と推測される患者数を1000万人に抑える計画だが、笑いの治療効果が実証されれば笑いごとでなくなるかも。
フジサンケイ ビジネスアイ - 2006/11/20
posted by masahiro @ 7:55 午前

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