2006/12/24

コーディアルコミュニティと提携

ドラッグストアを関東中心にチェーン展開している東証二部上場のウエルシア関東(さいたま市見沼区、鈴木孝之会長兼社長)は、介護付き有料老人ホームを運営しているコーディアルコミュニティ(東京都福生市、矢澤裕社長)と資本業務提携することで合意した。ウエルシアはコーディアルコミュニティと連携することで高齢者介護事業に取り組み、新たな付加価値を創造し、ドラッグストア業界の競争が激化する中で差別化、生き残りを図る。

 ウエルシアは二十九日、コーディアルが実施する第三者割当増資を引き受け、コーディアルの発行済み株式の19・7%を取得する。取得金額は八千万円。ウエルシアはコーディアルの第二位の株主となる予定。ウエルシアはコーディアルに役員も派遣する予定だ。

 ウエルシアは、「ウエルシア」の店名でドラッグストア二百四十店舗を展開しているが、店内に介護にかかわる相談窓口を開設する方針。店舗に併設する形で介護相談窓口を開設することも検討する。新規に出店する店舗については、すべて介護相談窓口を設置する形とする考えだ。

 ウエルシアは現在、調剤併設と深夜営業、化粧品のカウンセリング販売による付加価値で差別化し事業展開している。同社は「健康と美を追求することで顧客ニーズにこたえる」(鈴木会長兼社長)とし、高齢化が急速に進行している中で介護分野に取り組むことが必要と判断した。

 コーディアルは介護付き有料老人ホーム「応援家族」を越谷市、東京都福生、立川市、板橋区で展開している。自社ブランド「応援家族」をウエルシアの店舗を活用して紹介することなどで、事業の拡大、収益力の向上が期待できる。

埼玉新聞 - 2006/12/23

posted by masahiro @ 4:35 午前

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