2006/12/24

本命ブランド狙い絞って新春バーゲン 流行の冬物衣料 先手必勝ゲット

京阪神の大半の百貨店で1月2日に始まる新春バーゲンは、今季流行の冬物衣料を安く買える絶好のチャンス。当初は正価の30?50%引き、1月中旬からは50?70%引きと、2段階で値段が下がっていく。お買い得品を首尾良く手に入れるには……。

新春バーゲンの商品は“新鮮”なものから売れていく。近鉄阿倍野本店で婦人ヤングウエアを担当する上脇康博係長は「生鮮食品と同じで鮮度が大切。お客様は目が肥えていて、『なるほど』と思うものから売り切れます」と話す。多くの百貨店が「クリアランスセール」と銘打って、今シーズン売り出したばかりの商品の在庫一掃を強調するのは、まさに新鮮さを演出するためだ。

 6月ごろから店頭にお目見えする秋冬物の高級品は、流行の最先端に敏感に反応する人が買い求める。百貨店はその売れ行きを見ながら、多くの人が購入する9?10月までに、買い求めやすい普及品を準備する。

 百貨店はもうけが多い正価での販売を前提としているが、売れ残りは避けられない。そこで、仕入れた商品の6割は正価、2割は30%引き、残る2割は半額で売るといった計画を立てている。しかし、昨年は秋口から寒さが厳しく、コートが予想以上に売れたため、バーゲンまで商品が残らなかった。どのくらいがバーゲンまで残るかは、商品の人気や天候などに大きく左右される。

【写真】「クリアランスセール」に向けて売れ筋商品の確認作業をする仕入れ担当者ら(大阪市中央区の大丸本社で)=守屋由子撮影

(経済部 藤田桂子)読売新聞 - 2006/12/23

posted by masahiro @ 4:40 午前

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