高麗ニンジン食品に残留農薬、4銘柄で基準値上回る
血圧調整などに効果があるとされる高麗ニンジンを主原料とした健康食品の一部で、国の定める残留農薬基準を上回る農薬を検出したと10日、国民生活センターが発表した。
同センターでは、厚生労働省に対し、詳細を調査し適切な指導を行うよう要望した。
同センターでは、高麗ニンジンを主原料とする健康食品18銘柄と、医薬品3銘柄を対象に昨年7?11月に調査。残留農薬について調べたところ、日本では使用が禁止されている殺虫剤のBHCや抗菌剤のキントゼンが健康食品4銘柄から検出された。加工食品の残留農薬は0・01ppm以下と定めているが、4銘柄すべてでこれを上回り、中には5倍の0・05ppmを検出した銘柄もあった。
また、解熱や血圧下降、疲労回復に効果があるとされる有効成分ジンセノサイドが全く検出されなかった健康食品が1銘柄あった。
同センターでは「原材料にさかのぼり詳細に調べなければ正確な評価はできない」として、業界団体「日本健康・栄養食品協会」や厚生労働省に対し、高麗ニンジンの検査を行うよう要望した。
読売新聞 - 2007年1月10日
posted by masahiro @ 5:28 午前
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