2007/01/20

中国・松下電池の工場で1000人スト 健康診断巡り

松下電池工業(本社・大阪府)の現地法人無錫松下電池(中国江蘇省無錫市)の工場で今月初め、約1000人の中国人の従業員がストライキを起こし、生産の一部が中断していたことが分かった。別の企業でのカドミウム中毒の報道を受け、不安になった従業員との間でトラブルが起きたことが原因とみられる。約1週間後、操業は再開したという。

 無錫松下によると、昨年12月、広東省の別の電池メーカーでカドミウム中毒の報道があり、一部の従業員たちが無錫松下に対し、健康診断の結果の通知などを求めて今年1月4日から10日までストライキを起こした。さらに体内のカドミウムに関する検査データを会社側が改ざんしたと主張し、騒ぎが広がった。11日にストは収まり、操業も再開した。

 同社は「会社の説明内容や方法に一部の社員が不満を持ったことが要因と推察するが、カドミウム中毒や改ざんはまったくの事実無根だ」と話している。

朝日新聞 - 2007/1/18

posted by masahiro @ 5:40 午前

0 件のコメント:

コメントを投稿

<< ホーム