2007/01/24

保有歯数9年前より改善 浜松市歯科医師会発表

浜松市歯科医師会(柳川忠広会長)は二十三日、市内の四十五?五十五歳を対象とした歯科調査の結果を発表した。九年前に実施した同様の調査の結果と比べ、保有歯数は男性を中心に改善された一方、歯の健康について意識が高い人と低い人に二極化してる傾向が分かった。 調査は昨年八月から十月にかけて、市内の歯科医院を受診した二百六十九人について、歯科病の予防と治療、日常生活を含めた歯に関する知識と意識を聞いた。 九年前の調査結果と比較すると、保有歯数が二十歯以上の人の割合が83%から93・8%に改善。特に男性の改善率が高かった。また、喫煙する人は喫煙しない人に比べて歯周病になりやすいことなども明確になり、喫煙と歯周病の関連について、市民の理解も進んだ。また、歯周病について、初期段階ではほぼ半数に自覚症状がないこと、歯周病と全身疾患(糖尿病、心臓血管疾患など)に関連があることについて認識が浸透していないことなどが分かった。 柳川会長は「歯の健康に意識の高い人は状態も改善しているが、意識の低い人は状態も悪化している」と指摘。調査は歯科医院の来院者を対象にしているため、「問題は来院していない人。健診や、歯のクリーニングを行うことで歯周病は予防できる。歯周病は自覚症状がなく、静かに進行するため気付いたときには重度になっている。定期的に受診する習慣を広めたい」と話していた。 (村山圭一郎)中日新聞 - 2007/1/24
posted by masahiro @ 3:15 午後

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