2006/11/20

県内観光地に設置へ 歩きやすいウオーキングコース

 年間を通してウオーキングが楽しめる「イヤーラウンドコース」が、年内にも県内に設けられることになった。「歩きやすいウオーキングコースを広く知ってもらい、県民の健康維持を」との県の音頭取りで、県内四コースが「日本市民スポーツ連盟」(JVA、東京都)に申請される。 県健康づくり室によると、「イヤーラウンドコース」に申請するのは、いなべ、松阪、伊勢、伊賀の四市で、それぞれ駅周辺の観光案内所などを起点にした周遊コース。 いずれも十?二十キロで三時間ほどで歩ける。県の依頼で、各市とも比較的平らで観光名所がある場所を選んでいる。伊勢市の場合、伊勢神宮の内宮と外宮などを歩くコースを計画している。 JVAに加盟する日本ウオーキング協会(東京都)の指導員が十一月中にも実際に歩き、安全性を確認する。その後、コースや給水場所、名所旧跡、目印などを記した地図を作り、同協会三重支部が認定を申請する。十?二十日で認定が受けられるという。コースは誰でもいつでも歩ける。JVAが発行している冊子を購入しておき、コースの起点にある観光案内所などで二百円の利用料を支払うと、完走したときにスタンプが押してもらえる。一定の距離を踏破すると、日本ウオーキング協会から有料で賞状をもらえる特典もある。 同協会によると、認定コースは現在、三十四都道府県に百コース以上ある。大会を開催するコースもあり、三日間で八万五千人が参加する大規模な大会もあるという。 県の一九九九年と二〇〇四年の調査では、その間に県民の一日の平均歩数が二割近く減っている。県健康づくり室は「安全にウオーキングを楽しめる環境を整え、健康づくりの促進につなげたい」と話している。 (加藤益丈)
中日新聞 - 2006/11/20
posted by masahiro @ 7:59 午前

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