2006/12/19

健康食品として注目されている新品種赤いもち米

リンドウの花といえば、青。清らかで落ち着いた雰囲気からお供え用のイメージがあるが、日本一の産地、八幡平市安代(あしろ)地区(旧安代町)では「暮らしのさまざまな場面をリンドウで彩ってもらいたい」と、国内にはない赤い品種の開発を進めている。

 安代地区では1970年代からリンドウの栽培が始まり、85年ごろに生産量、栽培面積とも日本一になった。現在は国内の3割近いシェアを誇る。しかし、需要は頭打ちだ。2000年から05年にかけて、同地区の出荷量は若干増えたものの、県全体では6580万本から6160万本へと減っている。

 農業・食品産業技術総合研究機構東北農業研究センター大仙研究拠点(秋田県大仙市)で試験栽培されているのは、赤いもち米の新品種「夕やけもち」。同センターが今年、品種として登録した。東北地方での栽培に向くよう、早い時期に収穫ができる早生(わせ)の性質を持つ。赤米には老化を防ぐとされる抗酸化物質が含まれ、健康食品として注目されており、「普及に向けPRしていきたい」(同センター)としている。

読売新聞 - 2006/12/18

posted by masahiro @ 1:53 午後

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