2006/12/21

年金保険が下支え 生保協の斎藤会長

生命保険協会の斎藤勝利会長(第一生命保険社長)は15日の定例会見で、「医療保険など『第3分野』は今後も需要の増加が期待できる」と語った。大手生保各社の2006年上半期業績では売れ行きに一服感が見られたが、引き続き成長分野との認識を示した。

 上半期は主力の死亡保障保険の需要低迷で各生保の保険料収入が伸び悩むなか、「第3分野や年金保険が下支えした」(斎藤会長)と指摘。第3分野は競争の激化で新たな契約の獲得が難しくなっているが、「保有契約から得る保険料収入は着実に伸びており、さらにウエートは高まる」との見通しを示した。

 第3分野を巡っては東京海上日動火災保険が社内調査で多数の保険金不払いが判明したことを踏まえ、来年4月から取り扱いをグループの生保に一本化することを決めた。生保協の斎藤会長は、「第3分野は商品性が限りなく生命保険に近く、支払い管理体制の点から理解できる」と述べた。(00:41)

日本経済新聞 - 2006年12月15日

posted by masahiro @ 11:10 午前

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