2006/12/21

年金72万円支給漏れ 長崎社会保険事務局

長崎社会保険事務局(村岡裕三局長)は二十一日、長崎南社会保険事務所で年金の支給漏れがあったと発表した。受給者の女性(65)の指摘で発覚、約五年間に本来の受給額より約七十二万円少なく支給していた。

 国民年金保険関係書類の取り扱いミスも別にあったとしており、同局管内での事務処理ミスは、公にされただけで四月以降二十三件になった。

 女性は二〇〇一年十一月、六十五歳から受け取る老齢基礎年金を繰り上げて受給する「全部繰り上げ」の請求を同事務所にした。担当者は基礎年金に加えて女性が受け取ることができる厚生年金はないと勘違いし、入力作業を誤った。

 今月女性から電話照会があり、〇一年十二月から今年九月まで合計七十二万七千九百三十三円の支給漏れが判明。同事務所は女性に謝罪した。漏れていた分はまとめて支払う。

 このほか、諫早市の男性が七月、長崎南事務所に提出した国民年金保険料免除申請書を、南事務所は諫早社会保険事務所に送ったとしているのに、諫早事務所は届いていないとして男性に保険料未納通知を送っていたことも分かった。

 同事務局総務課は「年金支給漏れについては担当者を処分するかどうかを含めて社会保険庁に相談したい」としている。

長崎新聞 - 2006年11月21日

posted by masahiro @ 11:11 午前

0 件のコメント:

コメントを投稿

<< ホーム