2007/01/06

ビデオで売り込む就職活動が増加?履歴書の作成・編集サービス登場

就職活動の際、通常の履歴書を補完する効果を期待して、ビデオクリップを企業に送る採用希望者が増えている。これに伴い、ビデオ履歴書を作成・編集するサービスが増えている。

企業にとっては時間節約に
 ウォールストリート・ジャーナルによると、ビデオ履歴書には、自分の仕事ぶりを見せたり、自分の才能や成功への自信をユーモラスな物語風に披露するビデオクリップもある。一般的に、時間は数分間と短く、本人が直接自分を売り込むために使われている。

 会社にとっては、どの候補者と面接するかという判断の助けともなっている。10人に会うために数日かける代わりに、ビデオなら30分で確認できるなど、時間を節約できる。

 イリノイ大学大学院在学中にエンジニアの職を探していたティーさん(28)は、就職あっせん会社からの勧めで、自分がその仕事に就きたい理由など5つの質問に答えているビデオをプロに撮影してもらい、入社を希望する企業に送った。ティーさんは最終的に4件の内定通知を受けその1つに就職した。就職先はビデオまで制作したティーさんの熱心な準備ぶりを評価し、面接時には2度目に会ったかように話が円滑に進行したという。

関連サービスも増加
 動画サイト「ユー・チューブ」に掲載されるビデオ履歴書は現在、娯楽・メディア業界関係者が大半だが、今後は若い層を中心にほかの業界でも増えていくと見られている。

 求職者サイトのジョブスター・コムは、会員の履歴に短いビデオクリップを追加することを検討している。ジェイソン・ゴールドバーグ最高経営責任者(CEO)は「ブロードバンドやホームビデオの利用者、動画サイト視聴者やビデオ制作経験者の増加で、ビデオ履歴書は今後大幅に増える」と予想している。

 ビデオ履歴書を簡単に作成するサービスも増えている。リクルート会社ウェットジェロ(イリノイ州シカゴ)傘下リクルートTVは、雇用者に電子メールを送信できるビデオ履歴書を無料で更新できるサービスを提供している。ジョブベイト・コム(ネバダ州ラスベガス)はこのほど、応募者が送ったビデオ履歴書をプロが編集するサービスを始めた。また企業向けにオンライン・ビデオコンテンツを制作するインタラクティブ・ビデオ・テクノロジーズ(カリフォルニア州ロサンゼルス)は、近く個人向けにもサービスを拡張する予定だ。

USFL.COM - 2007/1/6

posted by masahiro @ 7:45 午後

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