2007/01/27

ユニチャーム、ブランド強化へ生理用品「センターイン」を全面刷新

ユニ・チャームは、2006年6月に資生堂グループから生理用品「センターイン」ブランドを譲り受け、「ソフィ」と「センターイン」の2ブランドで生理用品事業を展開しているが、2007年春に向けて「センターイン」を全面リニューアルする。今回のリニューアルでは、「センターイン」が持つ特長はそのまま継続し、その魅力を最大限に引き出すため、これまでの生理用品事業で培ってきた商品開発・マーケティング力を活用していく。 生理用品を購入する女性は、“機能”を重視する人と“感覚”を重視する人の2つに分類できると指摘する。“機能”重視の女性は、生理時のモレの不安やトラブルを抱えている人が多く、同社は「ソフィ」ブランドを通じ、高い機能を持った幅広い品揃えの商品を提供している。 一方、“感覚”重視の女性は、比較的経血量が少なく、生理時の不安やトラブルは少ないが、流行やトレンドに敏感で、独自の価値観・ライフスタイルを持っている人が多く、雑貨のような感覚で生理用品を購入する傾向にあるという。「センターイン」は、そのデザイン性や携帯性などから、おしゃれな生理用品として、“感覚“重視の女性から高い支持を得ていると説明する。 とくに「センターイン」シリーズの「フィットスリム」「デオドラントクリーン」は、コンパクトな個包装のスリムナプキンとして高い評価を得ているとのこと。しかし、ネーミングの不統一やパッケージの大きさなどから、購入時にその特長が十分に伝わっていないことが同社の調べで明らかになったという。そこで、同社は「センターイン」の魅力を最大限に引き出すため、「フィットスリム」を「コンパクト」、「デオドラントクリーン」を「デオドラント コンパクト」にネーミング変更し、「センターイン コンパクト」シリーズとして新たに提案することで、コンパクトな個包装のスリムナプキンとしての認知を高める考え。 パッケージの奥行きが約半分に小さくなり、見た目もコンパクトにした。薄型パッケージで、外見からもコンパクトな個包装のスリムナプキンであることがわかるとする。 また、まるでインテリアショップで扱う雑貨感覚のデザインに一新。一見、これが生理用品?と見間違うほどの斬新な、生理用品売り場で思わず手にとってみたくなる、ポップでおしゃれなデザインに仕上がったと説明する。 小パックには、巾着型パッケージを採用。コンビニエンスストアはもちろん、スーパーマーケットやドラッグストアなどでも購入することができるようになった。外出時のバッグにそのまま入れて持ち運ぶことができるため、会社や学校など外出の際に便利だという。  「センターイン」シリーズの「ふわふわタッチ」「サラサラタッチ」は、それぞれ不織布タイプ、メッシュタイプの表面素材を用いたナプキン。今回、同社の生理用品メーカーとしての知見を生かし、吸収機能とヨレ防止機能を強化することで、ナプキンの基本機能の改善を図った。 経血のモレトラブルは、吸収量のほか吸収スピードにも起因する。今回同社の技術を活用し、ナプキン中央部分のセンターインパッドに柔軟化加工を施し、吸収スピードを168%アップさせたとのこと(同社従来品比)。従来の吸収量は維持したまま、吸収スピードを高めることで吸収機能を高め、モレトラブルを防ぐ。 経血のモレトラブルは、ナプキンのヨレも原因のひとつで、ナプキンには、ヨレ防止のためストップラインがついている。今回、ユニ・チャーム独自のドットタイプストップラインへ変更するとともに、後方部(おしり側)のラインを追加しダブルストップライン構造にした。これによって、ナプキンの浮きモレや後ろモレを防ぐ。  さらに、ナプキンの改良に加えて、生理の時以外に使うパンティライナー「センターイン コンパクトライナー」も「センターイン」ブランドの生理用品として発売する。「センターイン」ナプキン同様、おしゃれなデザインで、3つのタイプ(無香料・ピュアソープの香り・消臭)から選ぶことができる。  今後も、同社は「ソフィ」と「センターイン」の2大生理用品ブランドを通じて、多様化・高度化する女性のニーズをよりスピーディに的確に捉え、商品やサービスに反映し、女性がいつでも普段通りに過ごせるよう尽くし続けていく考え。マイライフ手帳@ニュース (プレスリリース) - 2007/1/25
posted by masahiro @ 9:22 午前

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