中国、「シャネル」「バーバリー」も撤去勧告
【上海=前田徹】中国浙江省が高級海外ブランドのルイ・ヴィトンなどの革靴を不合格として焼却処分したのに続いて今度は上海市工商行政管理局が市内高級デパートで販売されているシャネルやバーバリーなどのブランド衣料品が品質基準を満たしていないと発表、撤去を勧告した。中国は国産品保護を横目に欧州産のブランド品チェックを厳格にしているとみられる。 品質検査が行われたのは市内にある高級デパート「プラザ66」などで販売されていた40ブランド59製品で、うち22製品が革製品だった。発表によると、製品の大部分は1000元(約1万5000円)以上で最高は6万元(約90万円)の高級品も含まれていた。合格はわずかに34製品で、不合格だった25製品のうち24製品が欧州などからの輸入品だった。 不合格の理由はホルムアルデヒド含有量が多いなどとされ、シャネルはpH値が超過し、アルマーニの革ジャケットは染色強度の不足とされた。同局は「高級ブランドは品質保証の根拠にならない」としている。 中国では浙江省工商局が高級ブランドの革靴品質検査を実施し、ルイ・ヴィトンやヴァレンチノなどの製品を不合格として焼却処分しており、この際はEU(欧州連合)が中国製革靴に対し反ダンピング税をかけていたことから、報復措置ではないかとの見方があった。上海市のケースは衣料品全般にわたっており、果たしてEU製品を狙い撃ちしたものかどうかは明らかでない。産経新聞 - 2007年1月23日
posted by masahiro @ 5:50 午前
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