2006/12/19

ニューヨークの飲食店でトランス脂肪の使用が禁止に

米ニューヨーク市公衆衛生局が実施した投票の結果、同市が米国で初めて飲食店でのトランス脂肪使用を禁止することが満場一致で決定した。2007年7月までに、飲食店ではトランス脂肪の含まれる揚げ油のほとんどを使用できなくなり、2008年7月までには、トランス脂肪を含む食品は一切出すことができなくなるとAP通信は報じている。

 トランス脂肪は、悪玉(LDL)コレステロールの増加および善玉(HDL)コレステロールの減少をもたらし、心疾患リスクを増大させると考えられている。米国食品医薬品局(FDA)によると、米国人は年に平均4.7ポンド(約2.13kg)のトランス脂肪を摂取しているという。

 AP通信によると、ニューヨーク市長Michael Bloomberg氏は、人が食べるものを法で規制するのは行き過ぎだとする批判を退け、自身もフライドポテトやハンバーガーが大好きだとした上で、「健康への害の少ない材料で作ることができるのなら、そうするべきだ」と述べている。

 シカゴでも、飲食店で使用するトランス脂肪の量を厳密に制限することを検討中だという。食品メーカーやファストフードチェーンの多くは、既にトランス脂肪の使用を中止しているか、近く中止する予定。

Dr.赤ひげ.com - 2006/12/18

posted by masahiro @ 3:21 午後

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