山陰産キノコで菓子製造 おしどり調剤薬局販売
健康食品事業を展開するおしどり調剤薬局(鳥取県日野町野田)が、これまでの芽出し野菜(スプラウト)の栽培、販売に加え、山陰産のキノコを使った菓子の製造、販売に乗り出した。
食材の機能性を引き出し、地場野菜の付加価値を高める加工事業を通して、農業と健康産業の融合を図る。
同社は、同町出身で、大手製薬会社を退職してUターンした宇田勲社長(64)が二〇〇〇年に設立。ミネラルやビタミン、食物繊維が豊富で、発芽間もなく食べられるスプラウトの機能性に着目し、同町内にあった元縫製工場を借り受け、〇三年からブロッコリーやケールなどを栽培。
山陰両県や関西のスーパー、百貨店で販売し、年間売り上げ千七百万円まで事業を伸ばしている。
健康食品事業をさらに強化するため、昨年秋からは、免疫力が高まるとされるキノコを使った乾燥菓子製造に着手。
キノコの栄養を逃がさず、乾燥させる同社の特許技術により、島根県奥出雲町産マイタケを原料にした「うまいたけチップス」、日野町産エノキダケの「エッ!!のきチップス」を開発。新たに設けた米子市内の工場で製造を始めた。
いずれの商品ともキノコだけを原料に加工。十グラム、二十グラム入りで、それぞれマイタケを使ったチップスが六百八十円、千二百円、エノキダケを使ったのが四百八十円、八百円とし、同薬局や、米子、松江両市の一部のスーパー、同社のホームページで昨年末から販売を始めた。
山陰中央新報 - 2007/2/17
ラベル: うまいたけチップス
posted by minasan @ 10:24 午後
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